男の子牧場
突然、引っ越すことになったのですが、今のマンションの管理会社から解約書類が届かないことに、ちょっといらいらしているゆきです。こんばんわ。
私はせっかち&ちょっと人間不信なもので、契約関係の書類がすぐに来ない、揃わないとイライラしちゃうんですよね(特に解約については…)。
まあ、さすがに忘れられてるとか、書類送るの引き延ばして退居を遅らせるとか、そんなことはしないとは思いますが、電話をした時の応対の大雑把さがものすごい不安を煽ってくれたんですよね。
信用商売をやるなら、愛想良く丁寧にやってほしいものです。
さて、最近は「婚活」というありがたメーワクなマーケティング用語が世間を席巻しようとしてなんとなくコケ気味なようですが、かのIT大企業「サイバーエージェント」が、女性向けの婚活SNSをはじめた模様。
その名も「男の子牧場」。(ニュースリリース)
なんですかね、この背徳感や退廃感に溢れた名前は。
最初聞いた時は新手のBLメディアかと思いました。
内容は、
モバイルサイト上の「牧場」を通して、交遊のある男性の写真や簡単なプロフィールを登録、情報を管理することで、友達承認された会員同士、登録された男性データを閲覧することが可能です。
というもので、要するに男性からサンプリングしたデーターをSNS内に公開し、友人同士で見ることが可能というもの。
そこでは、男性は女性から品定めされるわけで、まさしく出荷前の牛か豚と同じようなカンジ。牧場とはよく言ったものです。
というか、男性の扱いも地に墜ちたなー、としか思えません、男性諸氏は怒ったほうがいいです。
それにしても、この「婚活」とやらは、他の様々なサービスと同じく、やはり女性向けというか、女性に有利に展開している場合が多いようです。今回の「男の子牧場」も同じでしょう。
例えば、結婚活動用の出会い系ページなどでは、男性は有料で女性は無料であったり、男性には審査が伴うが女性は無審査など、常に男性にはハードルや物理的なリソース消費が求められる代わりに、女性はほぼノーリスクで出会いの場を提供してもらえる。
まあ、出会い系といっても、参加者のほとんどは男性であって、女性会員を増やすための策であることは分かるのです。
しかし、男性の側からすれば、メール送信するだけでお金がかかる場合、女性から誘いのメールを送ってこられたとしても、プロフィールに少しでも不満があれば、妥協しない、つまり返事をしないと思われます。
となると、女性としても気になる男性にメールを送っても返事がもらえない可能性が高まるので、このシステムは正直問題ではないのか、と思えなくもありません。
この、男性のみ有料というシステムは日本独自であるらしくて、例えば世界最大手のMacth.comなどでは、男女分け隔て無く課金されます。
つまり、婚活などいっても、男女で結婚する前から待遇が違うわけで、これで男性が積極的に動くと思っているのだろうかと本気で思ってしまいます。なにせ、結婚する前から「奥さん優位」の状態で始まるわけですから、よしんば結婚したとしても旦那に幸せが訪れるとはなかなか思いづらいものです。
グリーン車の話でも書きましたが、何かしらのサービスにお金を払うということは、サービスに対する目的意識がはっきりしているわけで、そういう意味では(サービス的に)質の高いお客さんが多い、ということも考えられます。
なので、出会い系の理想としては、男女とも同額の課金で、金額は高ければ高いほど成婚率は高いだろうと考えられるのではないかと思います。
しかし、男性には高額の会員費をとり、女性が無料であった場合、ノーリスクの女性は気軽に参加するものの、お金という支出がない分、男性よりも結婚に対する意識が低く、また質が低い女性ばかりが揃っている可能性もあります。
例えばメール課金(メール送るたびに課金される)方式の場合、男性側の月の予算が有限である限り、しぼりこんだ女性にしかメールを「送りません」。当然、メールを送るという行為に支出が伴うのだから、そのメール送信は当然「本気」である、もしくは近い状態であると思われます。
しかし、女性の方は無料なので、少しでも好みであれば水をかけ、よしんば返事がきたら、その中から一番条件がよさそうな人を選んでメールをする、もしくは、何通メールを返しても無料ですので、同時に複数の男性とメール交換をする、などということも可能です。
こうなると、選択の収束率が男性と女性で大きな差が生じるわけで、男性はお金を払っているわりには有益な出会いができない状態になると想像できます。
果たして、このような状況で本気で「いい嫁さん」に出会えるのでしょうか?
ムリじゃないかなぁーと私は思うんですよね。
というか、男女で条件がイーブンではない出会い系を使うなら、遊びかその時の性欲処理のみでご使用なさるのが一番ではないかと思います(笑
もともと、なぜ非婚率があがったのか。
世間的には「個人消費の拡大」「個人趣向の多様化」というテンプレートばかりが先行しますが、大きいのは見合いシステムの崩壊と、男性が結婚に対し積極的ではなくなったことが大きいのではないかと思います。
実際、この婚活ブームに乗って動いているのは女性であり、マーケットも女性にターゲットをしぼったサービスを初めています。男の子牧場もその一つです。
しかし、これは実は見当違いで、実は結婚を煽り、優遇しないとならないといけないのは女性ではなく男性の方ではないかと。
結婚は、男性にとってはリスクがある行為でもあります。もちろん女性にもリスクはありますが、社会的、法的な理由で不利なのは圧倒的に男性の方なのです。
ゆえに、独身で困った状態であったり、特定の女性と長い交際をしているなど、結婚に対するモチベーションが高まらない限り、なかなか腰をあげないのではないかと。
まして、PCのモニターやケータイの液晶を通した出会いに、どこまで期待できるのでしょうか?まして有料なのです。月に5000円以上の支出を伴わないといけません。結婚相談所などでは、万単位の金額がかかります。その支出に期待を感じられなければ、まず婚活などはじめません。
雇用不安もそれに拍車をかけています。
女性は安定した生活を望むので、正社員などの安定した収入のある男性と結婚したいと考えます。しかし、経済不況と雇用情勢の悪化により、男性の職が必ずしも正社員である時代が終わってしまいました。
例えば、フリーターや派遣社員と結婚したいと思う女性はどれだけいるでしょうか?
私が旦那を養うから、などと思って婚活している女性はいますか?
おそらくいません。
なぜなら、婚活を行っている女性のほとんどがまさに非正規雇用であったり、いわゆる低収入層であるわけですから(私の周囲調べ)。
特に、女性無料の出会いサイトでこの傾向は顕著です。女性の半分程度が300万円以下の収入で、かつ非正規雇用。旦那に養われるのを目的として婚活している人がほとんどではないか想像します。
というのも、ある程度の収入があり、本気で結婚を考えているなら、女性も有料のサービスを利用するでしょう。その方が質の良い出会いが期待できるからです。
とはいっても、今後も男性が気楽で優待されるサイトやサービスが提供されることはありません。例えば、女性が有料で男性が無料の結婚サイトや、女の子牧場なるサービスは(たぶん)ありませんし、おそらく今後もないでしょう。
加えて、晩婚化について専門家と言われる人々がのたまう説も、男性悪人説ばかりです。
草食系男子なんて言葉は、その最たるものでしょう。男性が積極的だから女性が結婚できない。そう言いたいのは責任転嫁なんじゃないのかな…。などと、思うのですが。
ただ、婚活サービス業にしてみたら、お客様が結婚してしまえば金ヅルを失うわけで、できるだけ長く(一人の)お客様からお金を得るには、結婚に至る時間が長ければ長いほどいいわけです。
最近、婚活ブームなどといいながら、結婚する男性の条件みたいな記事をよく目にします。
この不景気になんとも景気よく男性に対する「条件」を掲げて憚らないのですが、一応記事や情報の名目は「幸せな結婚生活をつかむため」的なチャプターがつけらています。
この期に及んで、相変わらずそんなものが流通していることに驚きが隠せないのですが、よく考えたら女性の理想が高いほど結婚に到達する確率は下がるので、そういう意味では、女性の男性に対するフィルターの閾値が高いほうが、そして男性が消極的なほうが婚活サービス業は長生きできるのではないかと(笑)
そう考えると、婚活なんておかしなブームも結局お金儲けであって、日本社会が真の問題とする非婚率の上昇とそれに伴い少子化を食い止める材料にはならないだろうな、というのが私の感想であります。
旧態依然とした女性に対する優待サービスが、その「不本気度」の証拠。
もし、結婚を本気で考えているなら、男性も女性もイーブンな料金、イーブンな条件の場所にしましょう。できれば月額課金でおすすめらしいです。
女性も遊びでないなら登録無料のサイトは辞めたほうが良いと思います。なぜ今まで結婚できなかったかといえば、「女性」だからという甘えのため。
女性だからサービスされて当たり前、女性だからお金は払わないのは当たり前、お金を払うのは男性の甲斐性等々…。
そういう意識が男性を遠ざけているんだ、ということに気づくことは、幸せな結婚の大事な第一歩になると思います(まして、ある一定の年齢以上の女性ならなおさらです)。
とかいってるけど、私も余裕で独身なんですけどね!
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