パンデミックさえ儲けの種にするIT企業
TBSのサイトに、このようなニュースが出ていました。
普段は「TBS? ご立派ですね」とか言ってるくせに、と思われるかもしれませんが、ちょっと事実だったら私的に看過できない話だったので、引用させてもらいます。
ニュースタイトルを見れば分かるように、どうやら楽天が、またやったようです。
とはいえ、楽天とは敵対関係にあったTBSのニュースですので、いちおう、話半分ということにしておきましょう。
というか、これが本当だったら楽天は国のなんらかの査察受けないといけないんじゃないですかね?
楽天が、加盟店にこんな内容のメールを送っていた模様。
「ここ何日かでマスクを売っている店舗様は、なんと日商1000万円以上売れているそうです。日商5000円以下の店舗様が600万円以上売ったとか。そんな店舗様がゴロゴロ、すごいですね」(メールの文面)
ここまでは、マスクの超過需要のおかげで、売上げがあがったと言う内容なので、さほど問題ではありません。
問題は次です。
「既に完売してらっしゃいます! すごい勢いで売れていますね! 650円で仕入れたマスクが2万ちょいで売れているらしいですよ」(楽天から届いたメールの文面)
電子モール事業者が加盟店に対して転売を(遠回しに)勧めるという、恐るべき内容。
しかも仕入れ値650円のマスクを2万で売るという鬼畜ぶり!
さらには、
「昨日、600万売った店舗さんもレディースファッションの店舗様です! カテゴリーなんて関係ありません! 配送は20日先になっても構いませんので、とりあえず注文をとって、売りましょう、商売はタイミングとスピードです!」(楽天から届いたメールの文面)
とまぁ、スピードが命と言っておきながら配送は20日後でもいいという、なんとも商売モラルに欠けた事をのたまってしまったようです。
というか、20日といえば月の半分以上であり、また週に直して3週です。
注文する患者としては、一刻も早くマスクを手に入れた一心で、市場価格よりも高い値段(2万円!)支払って買おうとしているのに、「20日後でもいい」とか、こいつらの血の色は何色なんでしょうね? (もっとも、このメールが事実だったらの話ですが)
確かに、商機を見るのは商人として当然であります。
商売は慈善事業ではないのだし、高く売りつけられる時に相場を見て売るのは、なにも責められる話ではないはずです。
しかし、人間はカネでばかり生きているわけではありません。
情もありますし、憐憫の気持ちもあります。
こういうえげつない行為が、企業の信用を傷つけると、なぜ想像できないのでしょうか?
特に新型インフルエンザが蔓延の兆しを見せている関西などでは、深刻なマスク不足に陥っているとか。
私個人としては、新型インフルエンザについてちょっと騒ぎすぎじゃないかと思うし、確かに免疫がないぶん、感染する確率は非常に高いと思いますが、的確な治療を受ければ死ぬことはまずないわけですし、さほど脅威があるとは思いません。
私のような派遣労働者、つまり時給で働いている人間が罹患によって労働機会を失い経済的な損失を被るほうが大きいのではないかと思います。
なにより、インフルエンザでしんどい思いをしたい人なんか一人もいないわけです。
そういう心情につけこみ、加盟店に高値販売の成功談をメールに載せてみたり、すぐに配送できないのを承知で注文を取れなどという発想が出る自体、人間としてなにか間違っているような気がします。
ヤフーの転売厨とどこが変わるのでしょうか?
ちなみに、値をつりあげろ、注文を取れというのは、なにも加盟店を儲けさせたいという気持ちで言ってるわけではなく、売上げのうち何%かが楽天のマージン=楽天の売上げになるから言ってるってことです。
要するに、自分らの金儲けのため、加盟店にこのような不道徳な商売を推奨しているとも言えます。
最終的には「加盟店がやったこと」で逃げるつもりだったのかもしれませんが、そうは問屋が卸さなかった模様。
商売人が誰でも自分たちと同じ守銭奴だと見誤った結果ですかね。
なお、ここまでの批判は、冒頭でも述べたように、このメールが真実であったら、という前提によるものです。
TBSによるねつ造だったら、私はTBSにまんまと乗せられていただけ、ということになります。
このページの最後に、楽天広報に対する質問が載せられています。
楽天の広報室は、JNNの取材に対して、「地域によるマスクの偏りを是正するのが私たちの目的。ネット上で買えば、店で並ぶより感染拡大を防止することもできる」とした上で、その表現についても、「文面が過激だとすれば、相手がプロの加盟店だからで、特に問題はないと考えている」と話しています。
え? 否定していない?
ということは、このメールは事実だったってことですよね?
…。
というか、「地域によるマスクの偏りを是正するのが私たちの目的。ネット上で買えば、店で並ぶより感染拡大を防止することもできる」っていう詭弁は、薬事法改正反対とつなげて言ってるんでしょうかね?
それにしても、さも「ネット販売なら感染拡大を防止」などと正義ぶったことを言ってますが、値段をつり上げて成功した例などをメーリングリストに載せちゃって、そんなことを言われてもなぁ、と思うわけで。
というか、こういうネット販売業者の態度が厚生労働省が薬事法改正を考え始めたきっかけになったって、なぜ思えないんでしょうかね?
昨日行政訴訟を起こしたケンコーコムに対しても、これは向かい風になるかもしれませんね。愚かな味方は最強の敵とは、よく言ったもんですな。
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コメント
ろくでもない話しですね。人の命を売り買いする気持ちなのでしょうか?
マスコミ出身の僕は、ソウルの総合商社に取材をかけて、「マスクを日本語で格安個人輸入する方法」を教えてもらいました!! 感染が広がっていないソウルには、在庫があるそうです。僕のブログでアップしましたので、よかったら参考にしてみてくださいね。
それと、「たいしたことのない話」「騒ぎすぎ」と報道する一部マスコミやコメンテーターの情報が、間違っていることも突き止めました。良かったら、見てくださいね。
投稿: 道産子 | 2009年5月29日 (金) 21時02分
>道産子さん
ブログ拝見しました。
おっしゃりたいことはよくわかりました。
しかし、多数のブログにコピペコメントを繰り返し貼るのはあまり関心しませんし、該当するブログのURLのパラメーターに、明らかにアフェリエイトIDがあるように見受けられるのですが…。
また、韓国でもすでに感染者は散見されています。
韓国でマスク余りなのは、マスクに対する認識のためじゃないのかな、と思います。
投稿: ゆき | 2009年5月30日 (土) 02時45分